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第1回半農半アート研究会「地域との距離感」<募集終了>

2021.9.28

                                   2020年度奥八女芸農プロジェクトより/撮影:富永亜紀子

九州大学大学院芸術工学研究院附属社会包摂デザイン・イニシアティブでは、「半農半アート」のライフスタイルを基盤とした包摂型地域づくりや農業ボランティアの新しい仕組みモデルについて考えるため、研究会とフォーラムを実施します。

これまで九州大学では認定NPO法人山村塾と協働し、中山間地域を舞台として「アート×農」をキーワードとしたアーティスト・イン・レジデンス(芸術家による滞在型制作)や、中長期に滞在している国内外からのボランティアとの作品共同制作を行ってきました。その取り組みを踏まえ、国内外の半農半アート活動を行っている個人・団体のネットワークを広げ、これからの農村社会の豊かなあり方を提案することを目指します。

研究会では、毎回テーマを決めて、半農半アートのライフスタイルについてキーノートスピーチを聞き、参加者同士でディスカッションを行うことで内容について深めて行きます。

日時:1回目:2021年8月24日(火)19:00~20:30    
*2回目10月、3回目12月、3月にフォーラムを予定

■会場:オンライン(Zoom)

■ゲスト:羽原 康恵(NPO法人取手アートプロジェクトオフィス理事・事務局長)

     小森 耕太(認定NPO法人山村塾理事長)

■聞き手:朝廣 和夫(九州大学大学院芸術工学研究院准教授/緑地保全学)

     武田 力(演出家・民俗芸能アーカイバー)

■募集要項<募集終了>

対象者:里山保全や半農半アートに興味関心がある方
定 員:30名
受講料:無料
使用アプリ:Zoom(事前にアプリをインストールしておくとスムーズです。)
申込方法:事前申込制。以下のURLにアクセスし、申込事項に記入をお願いします。https://www.subscribepage.com/study-group

申し込みいただいた方へ、前日までにURLをご連絡いたします。当日は、お知らせしたURLにアクセスし、受講してください。

問い合わせ先:
九州大学大学院芸術工学研究院社会包摂デザイン・イニシアティブ ソーシャルアートラボ 半農半アートプロジェクト

Eメール: sal-cul@design.kyushu-u.ac.jp

■アクセシビリティ

 当日は、音声を文字化するアプリ「UDトーク」を活用したリアルタイム字幕をご提供します。その他、当日の配慮についてご要望等がありましたら、可能な範囲で対応いたしますので申込フォームの「ご要望欄」にお書き下さい。

■クレジット

主催: 九州大学大学院芸術工学研究院社会包摂デザイン・イニシアティブ

共催:認定NPO法人山村塾

■登壇者プロフィール

羽原 康恵(NPO法人取手アートプロジェクトオフィス理事・事務局長)

大学院在学中に取手アートプロジェクト(TAP)に2年間インターンとして関わる。2007〜2008年財団法人静岡県文化財団企画制作課プランナーとして複合文化施設での企画運営に従事。取手アートプロジェクトのフェスティバル型から通年プロジェクト型への転換期をにない、コアプログラム《アートのある団地》の立ち上げほか、拠点運営・プロジェクトの企画運営、アーティストと住民をつなぐための中間支援、人材育成などに取り組む。現在は東京藝術大学取手校地「藝大食堂」のアーツ・センター化に奔走しつつ時々食堂のおばちゃんも。

武田 力(演出家・民俗芸能アーカイバー)

俳優として欧米を中心に活動後、演出家に。過疎の進む滋賀県朽木古屋集落の六斎念仏踊りの復活/継承に関わるなど、民俗芸能の構造から現代社会を観客と軽やかに思考する作品を展開する。近年では、フィリピン・Karnabal、中国・上海明当代美術館の招聘を受け、作品を制作した。横浜市芸術文化振興財団2016, 2017年度クリエイティブ・チルドレン・フェロー、2019年度国際交流基金アジアセンターフェローにそれぞれ選定された。

小森 耕太(認定NPO法人山村塾理事長)

大学時代に山村塾の活動と出会い、2000年4月から山村塾事務局スタッフとして八女市黒木町に移住。以後、地域の農林家と連携し、里山保全活動、都市農山村交流活動を企画運営してきた。平成24年7月九州北部豪雨での笠原地区農地復旧、平成29年九州北部豪雨で被災した朝倉市黒川地区の支援など災害復興にもかかわる。

朝廣 和夫(九州大学大学院芸術工学研究院准教授/緑地保全学)

博士(芸術工学)。専門は緑地保全学。1993年九州芸術工科大学芸術工学部環境設計学科卒業後、里地・里山の保全、都市緑地の保全等の教育研究を進める。平成24年7月九州北部豪雨の後に、「中山間地水害後の農林地復旧支援モデルに関する研究」を推進し、「災害後の農地復旧のための共助支援の手引き」を公開。中山間地の自然・生活の豊かさの保全には、アートが必要ではないか、という視点でソーシャルアートラボで活動中。

長津 結一郎(九州大学大学院芸術工学研究院助教/アートマネジメント)

アーツ・マネジメントや文化政策に関する研究や実践を通じて、異なる立場の人々がどのように協働することができるのかを探求。ソーシャルアートラボで2016年から八女市黒木町笠原地区との協働により、アートプロジェクトの企画運営や奥八女芸農プロジェクトの立ち上げを行う。