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はじめての“社会包摂×文化芸術”ハンドブック
本ハンドブックは、文化庁と九州大学の共同研究の成果として発行されました。
「社会包摂につながる芸術活動」とは、どういうものでしょうか。「通常の芸術活動とどこが違うのか?」、「福祉ならわかるけど、なぜ文化で社会包摂なのか?」と疑問を持つ人もいるでしょう。「行政が文化を支援する必要があるのか?」、「財政負担になっているだけではないか?」と思う人もいるかもしれません。
このハンドブックは、こうした疑問に答えるために作られました。想定している読者は、文化行政に携わっている人、公共政策に関わりながら芸術活動を行なっている人、共生社会の実現に広く関心のある人です。とりわけ、これからこの分野の活動を始めようという人たちの参考になればと思い、内容を検討してきました。
ただし、これはハンドブック(手引き書)であって、マニュアル(手順書)ではありません。基本的な考え方は示していますが、模範的なやり方は示していません。最善の方法は、それぞれの現場によって異なるからです。
本ハンドブックの使命は、この分野における対話を促進することだと考えています。政策の立案や事業の企画・運営に少しでも役立つのであれば、うれしく思います。
編 文化庁×九州大学 共同研究チーム(研究代表者 中村美亜)
執筆 中村美亜、長津結一郎、村谷つかさ、NPO法人ドネルモ | 編集 NPO法人ドネルモ | デザイン 長末香織
発行 九州大学大学院芸術工学研究院ソーシャルアートラボ
助成 平成30年度 文化庁 大学における文化芸術推進事業
出版年月日 2019/03/29 | A5並製・68ページ
目次
はじめに
各章のダイジェスト
01 社会包摂につながる芸術活動とは
02 活動から生まれること
03 取り組みの紹介
04 行政と現場のコミュニケーション
おわりに
参考文献
研究メンバー