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評価からみる “社会包摂×文化芸術” ハンドブック

2020.3.25

2019年度は、社会包摂につながる芸術活動の「評価」をテーマに、異なる立場で文化事業に携わる関係者18名へのインタビュー調査、年間7回の共同研究会(非公開)や2度の公開研究会を実施し、得られた内容を基にハンドブックを作成しました。多様な立場で文化事業に関わる人どうしが、事業の目的を共有し、事業改善や発展に向けて評価を活用していくためのヒントをまとめました。

 本ハンドブックは、文化庁と九州大学の共同研究の成果として、昨年度に発行した『はじめての“社会包摂×文化芸術”ハンドブック』の続編として作成されました。主な読者対象は、前編と同様、文化行政に携わっている人、公共政策に関わりながら芸術活動を行なっている人、共生社会の実現に広く関心のある人です。事業実施現場での評価のあり方、事業実施者と資金提供者との間のコミュニケーションに焦点をあてています。必要に応じて、二冊を組み合わせて活用いただければ幸いです。

評価からみる “社会包摂×文化芸術” ハンドブック
一人ひとりの課題にせまり 社会に新しい価値観をつくる

目次

 はじめに
 各章のダイジェスト

 第1章 社会包摂を意識した文化事業の評価とは
 第2章 評価をはじめる前に
 第3章 現場から学ぶ評価の知恵
 第4章 評価を通したコミュニケーション

 インタビュー調査 協力者
 参考文献
 おわりに
 研究メンバー

編    文化庁×九州大学 共同研究チーム(研究代表者 中村美亜)
執筆 中村美亜、長津結一郎、村谷つかさ、NPO法人ドネルモ
編集 NPO法人ドネルモ
デザイン 長末香織
発行 九州大学大学院芸術工学研究院附属ソーシャルアートラボ
助成 2019年度 文化庁 大学における文化芸術推進事業
出版年月日 2020/03/25 | A5並製・74ページ