海と神話をつなぐ 志賀島プロジェクト 2018・志賀島自由大学 《第 II 期》

 聖地としての志賀島〜志賀海神社権禰宜、平澤(阿曇)憲子氏が語る祈りの島

 レクチャー 10.27(土) 15:00-17:00

志賀海神社権禰宜の平澤(阿曇)憲子氏を九州大学芸術工学部にお招きして、四方を海に囲まれ、豊かな自然のなかに生きる志賀島の生活や御神事などについて語っていただきます。とくに「自然循環の法則を知り、祭として祈り伝えてきた」と平澤氏が語る「山ほめ祭」は、古代の知恵と神事が一体となった祭礼ですが、このようなエコロジーの思想など、「志賀島から学ぶ」機会となるでしょう。

 

◉講師:平澤憲子

◉クロストーク出演:知足美加子、藤枝守

◉会場:九州大学大橋サテライト「ルネット」

■講師プロフィール

平澤憲子

志賀海神社社家の阿曇家に生まれる。大学卒業後、外資系IT企業にシステム・エンジニアとして勤務。2009年に兄の前宮司・阿曇磯和氏の急逝により、神職資格を取得し、2012年より志賀海神社に権禰宜として奉職。

 

 

■お問い合わせ先 九州大学ソーシャルアートラボ 志賀島グループ email: sal-sea@design.kyushu-u.ac.jp

この日の講演ではまず、志賀島の古い地名と歴史との関わりについてお話ししていただきました。志賀島には「高天原」や「舞納ヶ浜」といった、神話や歴史と深い関わりのある地名がいくつもあるそうです。また、志賀島が地質学的にもとても面白い土地という話もありました。志賀島は全周11kmくらいの島ですが、赤瀬、黒瀬、白瀬という浜があり、砂の色がまったく違うそうです。さらに、志賀島の歴史的重要性についてもお話が及びました。たとえば、万葉集には志賀島を歌ったものが23首もあるとのこと。そのうちの10首を刻んだ万葉歌碑が志賀島の各地にあるそうです。

 

後半は、ソーシャルアートラボの知足美加子先生、藤枝守先生が加わってクロストーク。志賀海神社で行われている「山ほめ祭」に話が及びました。海を繁栄させるにはそこだけにフォーカスするのではなく、山を愛で、山を守ることが重要という循環思想にもとづいた祭りで、毎年4月と11月に開催されています。知足先生も平澤さんも、自然と人がいかに共生するか、自然は支配するのではなく調和していくものだという話をされました。

【参加者の感想】

  • 志賀島は金印のことしか知らなかったが、奥の深い場所だと思った。
  • 志賀島の地理、環境の話がよく理解できた。
  • 阿曇→安曇のつながりや、志賀島→志賀高原とのつながりなど、志賀島を起点とする流れは興味深い。
  • 海(島)について、新たな視点を得ることができてよかった。

写真:阿部 新平

九州大学大学院芸術工学研究院 ソーシャルアートラボ事務局

815-8540 福岡市南区塩原4-9-1

092-553-4552

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