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(2018年7月14日開催)フォーラム「わたしたちの舞台はどこにある?-劇場と社会包摂を考える実験-」

いま福祉の分野で表現活動は、余暇活動やケアとしての役割を越えて、社会と関わるためのきっかけとなっています。一方、文化施設や文化の専門家たちも、福祉の分野とさまざまな形で接触を試みています。多様な人々が共にある舞台とはどのようなものでしょうか。そしてその舞台は、同じ時代を生きる人々や社会に何をもたらすのでしょうか。「わたしたちの舞台はどこにある?」をテーマに、討論あり、パフォーマンスあり、何が起こるかわからない2時間半をお届けします。

| フォーラム概要 | お申し込み・お問い合わせ |登壇者 | 主催クレジット|

概要

フォーラム「わたしたちの舞台はどこにある?—劇場と社会包摂を考える実験」
日時:2018年7月14日(土)18:00(開場:17:30)〜20:30
会場:九州大学大橋キャンパス多次元デザイン実験棟ホール(福岡市南区塩原4-9-1)

高齢者や障がい者とともに音楽や演劇、ダンスなどを創作する3名の講師を招き、トークイベントを企画します。本学教員を交え、これまでの講師が行ってきた実践の紹介や、制作の工夫についての報告を通じて、多様性を生かした表現の可能性について学びます。
講師:野村誠(作曲家・ピアニスト)、吉野さつき(ワークショップ・コーディネーター、愛知大学文学部教授)、倉品淳子(俳優、演出家)、長津結一郎(九州大学ソーシャルアートラボ)

■お申し込み、お問い合わせ
下記の項目を記載のうえ、電話・メール・FAXのいずれかよりお申し込みください。
またソーシャルアートラボ公式ホームページ内「CONTACT」からもお申し込みいただけます。締切は7月10日(月)です。
①お名前(フリガナ) ②お電話番号 ③メールアドレス ④ご所属(あれば)

九州大学ソーシャルアートラボ
TEL&FAX: 092-553-4552
E-mail: sal-cul[at]design.kyushu-u.ac.jp
Facebook: 「ソーシャルアートラボ」で検索

■登壇者プロフィール
野村誠:作曲家・ピアニスト
ブリティッシュ・カウンシル招聘により英ヨーク大学大学院音楽研究科にて1年間研修。インドネシアと日本で何度も上演される度に変化するガムラン作品「踊れ!ベートーヴェン」、日英共同の「ホエールトーン・オペラ」、マルチメディア作品「老人ホーム・REMIX」、インスタレーション「根楽」、「アコーディオン協奏曲」など、20カ国以上、40都道府県以上で、分野を横断し人と環境と出会いながら、作曲プロジェクトを展開している。異ジャンルコラボバンド「門限ズ」では、「ノム」として活躍中。

吉野さつき:ワークショップコーディネーター・愛知大学文学部教授
英国シティ大学大学院でアーツ・マネジメントを学ぶ。公共ホール勤務、英国での研修(文化庁派遣芸術家在外研修員)後、コーディネーターとして、教育、福祉などの現場でアーティストによるワークショップを数多く企画。アウトリーチ事業やコミュニティアーツプログラム、ワークショップ等の企画運営を担う人材育成にも各地で携わる。異ジャンルコラボバンド「門限ズ」では、「めい」として活躍中。

倉品淳子:俳優・演出家
劇団山の手事情社所属。1990年より俳優として劇団山の手事情社にて舞台表現を追求する傍ら、インプロや大道芸、「あなざ事情団」「門限ズ」などのユニットに参加し、観客参加型演劇、他分野アーティストとの作品作りなど、演劇の可能性を広げる活動も同時に行ってきた。スイス、ドイツ、ポーランド、ルーマニア、韓国など海外での公演も多数。2012年より認定NPO法人ニコちゃんの会「すっごい演劇アートプロジェクト」チーフプロデューサー。異ジャンルコラボバンド「門限ズ」では、「じょほんこ」として活躍中。

長津結一郎:九州大学大学院芸術工学研究院助教
専門はアートマネジメント、芸術と社会包摂。博士(学術・東京藝術大学)。異なる立場や背景をもつ人々がどのように協働することができるのか、ワークショップの開発や協働の場づくりを題材として研究/実践の双方からアプローチを試みている。著書に『舞台の上の障害者:境界から生まれる表現』(九州大学出版会、2018年)など。これまで関わった主なプロジェクトに「東京迂回路研究」など。2016年より現職。