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(2019年2月3日開催)公開研究会「アートと社会包摂 ソーシャルアートってどんなもの?」

2019.1.8

九州大学ソーシャルアートラボトークイベント in 大阪

「九州のアートプロジェクト」というと、みなさんはどのようなイメージを持たれるでしょうか?
それは大阪や東京とは違うのでしょうか?それとも、場所が違っても共通する課題があるのでしょうか?
地域に根ざしたアートプロジェクトや社会包摂を目指したアート活動には、「アートの道具化だ」という批判もあります。
今回のラボカフェでは、共著『ソーシャルアートラボ—地域と社会をひらく』(2018年、水曜社)を手がかりに、九州大学ソーシャルアートラボで活動をしている著者2人を交えて、アートと社会の関係についての疑問や感想、なんともいえない思いを言葉にして発することを試みます。

【日時】
2019年2月3日(日)14:00〜17:00(15分前に受付開始)

【会場】
アートエリアB1(大阪市北区中之島1-1-1 京阪電車なにわ橋駅地下1階)
 TEL: 06-6226-4006(12:00〜19:00/月曜休館)
 *直通のエレベーターはございませんので、車いすでお越しの場合は
  あらかじめアートエリアB1までご連絡をお願い致します。

【お申し込み等】
受講料:無料・申込不要
定員:50名程度(先着順)

【お問い合わせ】
九州大学ソーシャルアートラボ
TEL&FAX: 092-553-4552
E-mail: sal-cul@design.kyushu-u.ac.jp

[登壇者]

中西美穂(大阪アーツカウンシル統括責任者)
大阪生まれ大阪育ち。京都精華大学美術学部卒。関西を拠点に様々なアートプロジェクトに関わる。国際交流基金知的フェローシップ派遣、文化庁新進芸術家海外研修制度特別派遣にてフィリピンの社会包摂型芸術事業のフィールドリサーチを行う。大阪大学大学院文学研究科文化形態論博士後期課程在籍中。2018年4月より現職。

ほんまなほ(大阪大学COデザインセンター教員)
大阪大学COデザインセンターにおいて、ひととひととがつながるための新しい大学・大学院教育プログラム創成に従事し、臨床哲学を軸に、哲学プラクティス、対話、こどもの哲学、身体・音楽表現などの教育研究を行う。著書『ドキュメント臨床哲学』、『哲学カフェのつくりかた』『こどものてつがく』(共編著)ほか、『アートミーツケア叢書』を監修。

中村美亜(九州大学大学院芸術工学研究院准教授、ソーシャルアートラボ副ラボ長)
芸術活動によるエンパワメントや社会変容の仕組みを探る研究、その知見をいかした文化政策の提案を行っている。ジェンダー/セクシュアリティに関する著作も多い。共編著に『ソーシャルアートラボ』(2018)、単著に『音楽をひらく』(2013)、『クィア・セクソロジー』(2008)、『心に性別はあるのか?』(2005)など。共創学会理事、アートミーツケア学会理事。

長津結一郎(九州大学大学院芸術工学研究院助教、ソーシャルアートラボ構成教員)
異なる立場や背景をもつ人々の協働と、そこにある芸術文化の役割について、研究/実践の双方からアプローチを試みる。文化庁や厚生労働省における障害のある人の表現活動に関する施策にも関わる。専門はアーツマネジメント、芸術社会学。博士(学術・東京藝術大学)。著書に『舞台の上の障害者:境界から生まれる表現』(九州大学出版会、2018年)。

[関連企画]
九州大学ソーシャルアートラボ シリーズ「アートと社会包摂」公開研究会
座談会「表現、記憶、コミュニティ」:『ソーシャルアートラボ』『想起の音楽』をめぐって
日時:2019年3月17日(日)14:00〜17:00 開場13:30
定員:20名 会場:小金井アートスポット シャトー2F(東京都小金井市本町6丁目5-3)
詳細は追って九州大学ソーシャルアートラボのウェブサイトで公開します。

主催:九州大学大学院芸術工学研究院附属ソーシャルアートラボ/アートエリアB1
共催:公益財団法人福岡市文化芸術振興財団
企画制作:大阪大学共創機構社学共創本部21世紀懐徳堂/NPO法人ダンスボックス
助成:平成30年度 文化庁 大学における文化芸術推進事業
後援:日本アートマネジメント学会九州部会