activities|アートバスツアー 里山を編む
アートバスツアー 里山を編む
ひとと自然が共存する里山。その里山には人と自然のさまざまな記憶が刻まれています。「里山を編む~天神・奥八女バスの旅~」は、天神から奥八女(八女市黒木町笠原)をめぐり、棚田と澄んだ空気、そこに生きる人々の暮らしや想いを、アーティストとともに体験する7時間のバス旅行です。
今回は、バスツアー全体をアート作品に仕立てあげました。ツアーの参加者が、美しい棚田が広がる里山の風景と、そこに暮らす人々の営みや思いを感じながら自分だけのストーリーを編むことができるように、演出家の五味伸之がバスツアーの構成を考えました。
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ジェームズ・ジャック
八つの土のレイヤー Eight Layers of Dirt
4チャンネルステレオサウンド・インスタレーション サイズ可変
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「この作品は、8人の女性(福岡在住の4人と八女在住の4人)のインタビューで構成されています。女性たちのライフヒストリーを聴きながら、それぞれの女性の生と暮らした土地との複雑な関係に焦点をあてていきました。会話が進むにつれ、それぞれの土地のスピリットが少しずつ現われ出てきます。ここに集められたユニークなストーリーは、8人の強い女性の目を通して見えてくる、土地のもつ複雑なレイヤーを垣間見せてくれます。」(ジェームズ・ジャック)
牛島 光太郎
届かなかった光の範囲
笠原小学校からお借りしたもの、笠原の方から提供いただいたもの、カッティングシートの文字
「この作品をつくるために、可能な限り、笠原に通いました。笠原にお住まいの方に、使用しなくなった日用品やテーブルライトをお借りしました。また、廃校となった小学校からは、廃校になる前に使用されていたモノをお借りしました。お借りしたモノを眺めていると、ふと使っていた人たちの生活を垣間見たような気になります。今回の展示は、笠原の人たちの手元を照らしてきたテーブルライトを光源にして、文字どおり、笠原のモノに光をあてるというものです。」(牛島光太郎)
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日程:
2016年10月15日(土)、16日(日)
場所:
福岡県八女市笠原