activities|人材育成プログラム2015

人材育成プログラム

新しい交流の場を切りひらくアートマネジメント

 九州沖縄地域では、人口減少など社会状況の変化に伴い、従来の文化事業の企画運営やそのための人材育成方法に再考が迫られています。そこでソーシャルアートラボでは、「新しい交流の場を切りひらく」というテーマで、アートに関わるマネジメント人材育成のための新しいプログラムを考案・実施しています。なお、実施プログラムに検証を加えながらモデル化し、普及することも目指しています。

 平成27年度は、「地域と向き合うアート実践の企画運営」をテーマとし、人口減少等の社会的課題を抱えつつも、自然・文化資源が豊富で、芸能や祭が盛んな九州沖縄地域の特性を踏まえた、「非都市型」のアートマネジメントの可能性を模索しました。

 

期間:

2015年6月〜2016年3月

 

場所:

九州大学大橋キャンパス

工作工房3階造形教室

基礎コース

基礎コースでは、地域特性を活かした魅力的な文化芸術実践と円滑な文化芸術経営を行うための基礎知識と運営スキルの習得を目指しました。三名の専門家より、アートの何をどこに届けるか?という根本的な話題から、地域がすこしずつ変化するような企画の実例紹介、そして助成金申請や組織運営のために必要なノウハウといった実務的なお話を聴きました。レクチャーの後には、講師と受講生がグループに分かれ、ディスカッションを行いました。

 

■今、地域に必要なアートとは?

7 月18 日(土)10:30-17:00

講師:玉虫 美香子 アーツカウンシル東京(公益財団法人 東京都歴史文化財団)

          シニア・プログラムオフィサー

   遠藤 水城  東山アーティスツ・プレイスメント・サービス(HAPS)代表

   本多 史朗  (公財)トヨタ財団 プログラムオフィサー

 

7 月19 日(日)10:30-17:00

講師:大澤 隆夫  (公財)音楽の力による復興センター・東北 代表理事

   立木 祥一郎 TecoLLC 代表

   白神 加奈子 (公財)水島地域環境再生財団 客員研究員

 

 

■アートの可能性と限界

8 月9 日(日)10:30-17:00

講師:宮城 潤  NPO 法人地域サポートわかさ 理事

   森 隆一郎 アーツカウンシル東京(公益財団法人 東京都歴史文化財団) PRディレクター

   八坂 千景 NPO 法人denk-pause 代表、大分県芸術文化スポーツ振興財団企画普及課 職員

 

 

■アートを地域に根付かせるために

9 月27 日(日)10:30-17:00

講師:村上 タカシ 宮城教育大学准教授、MMIX Lab 代表

   坂倉 杏介  東京都市大学都市生活学部准教授

   松田 美幸  福岡地域戦略推進協議会 シニアフェロー

 

実践コース

■企画立案プログラム

福岡県八女市の里山を舞台に、地域の人にとって魅力的な企画や、地域と都市の劇場を結ぶ企画を立案するノウハウを培うプログラムを実施しました。実際に里山を歩き、そこに息づく自然と文化に触れながら、新しい交流を生むアートの企画について皆で検討しました。立案した企画のいくつかは、次年度以降に実現していく予定です。

 

・フィールドワーク(合宿)

日程:10 月10 日(土)~11日(日)

会場:えがおの森(福岡県八女市黒木町笠原)ほか

協力者・協力団体:NPO 法人山村塾、日種 俊英(霊巌寺)、西岡 泰心(泰心工房)、

         大橋 鉄雄(大幸園)、小松 茂義(お茶の里記念館)、旭座人形芝居、

         宮園 菅雄(竹林整備)、宮園 すみ子(竹林整備)

 

・ワークショップ1

日程:10 月24 日(土)13:00-17:00

会場:九州大学大橋キャンパスワークショップルーム

講師:古瀬 秀泰(もやいバンク福岡事務局)、

   大澤 寅雄(SAL アドバイザー、ニッセイ基礎研究所准主任研究員)

 

・ワークショップ2

日程:10 月31 日(土)13:00-17:00

会場:九州大学大橋キャンパスワークショップルーム

講師:小森 耕太(NPO 法人山村塾 事務局長)、

   大澤 寅雄(SAL アドバイザー、ニッセイ基礎研究所准主任研究員)

受講生:15 名(自治体職員、公共施設職員、地域づくり専門職員、アーティスト、

    アートマネージャー、アートマネジメント専攻学生)

 

■広報戦略プログラム

 受講生が日頃の広報の疑問をシェアしたのちに、モデルケースを用いて広報実践スキルを高めるプログラムを実施しました。今回モデルとして取り上げたのは、12 月12 日に博多住吉神社で奉納された現代神楽です(Part 3 参照)。これは、焼酎が醗酵する際に甕の中で鳴っている音に着目した藤枝守教授(本学教員・作曲家)の発案にもとづき、焼酎の蔵元、神社、水引のデザイナー、九州大学の音響テクノロジーのコラボレーションが実現したことで生まれた総合芸術です。

 

・ワークショップ&フォーラム

日程:9月4日(金)〜6日(日)

会場:九州大学大橋キャンパス工作工房造形教室、3 号館322 教室、

   九州大学大橋サテライト・ルネット

ワークショップ講師:池田 美奈子(九州大学大学院芸術工学研究院准教授・情報デザイン)

 

・広報実践
日程:10 月〜12 月

受講生:18 名(公共施設・ホール職員、地域づくり専門職員、アーティスト、アートマネージャー、大学職員、アートマネジメント専攻学生)

フォーラム1 参加者: 30 名/フォーラム2 参加者: 41 名

 

九州大学大学院芸術工学研究院 ソーシャルアートラボ事務局

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