Research|三瀬クリ園プロジェクト
熊本震災支援
板倉の家ちいさいおうちプロジェクト
森と暮らしをつなぐ復興住宅
熊本震災被災者の自宅敷地内に6畳程度の板倉家屋を建て、そこに避難するという方法を提案いたします。板倉とは日本古来の神社や穀物倉庫に用いられた木造建築技術です。板倉工法は木の香りに包まれた健康的な空間を創り出し、地震の揺れにも強い構造をもっています。設備にもよりますが、費用が約150 ~300 万程度に収まることも魅力のひとつです。余震が怖くて就寝時に不安を感じる被災者の方々(特に子供たち)も、庭先の自分の居場所で睡眠をとることができれば、心身が休まります。また庭先避難は、倒壊家屋備品の盗難防止にもなります。
板倉建築の専門家・安藤邦廣先生のご指導のもと、子供達も交えながら秘密基地の感覚で安心できる場所を造れたらと考えています。バージニア・リー・リートンの絵本「ちいさいおうち」(岩波書店)のイメージです。子供達の心を悩ませている「建物への不安」を少しでも軽減できればと願っています。
プロジェクトメンバー:知足美加子(SALコアメンバー)、田上健一(SAL協力教員)
日程:
2016年6月26(日)~27日(土)
場所:
熊本県阿蘇郡西原村