焼酎の醗酵音響とは?

焼酎発酵音(mp3)

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焼酎英会話

  • その1

     

    5:5 って言ったのに、これ8:2 じゃん!

     

     

    Oh God! I ordered the ratio of hot water to

    shochu are 5:5, but it's 8:2!

  • その2

     

    私はいきなり焼酎でも大丈夫です。

     

     

    I welcome that my first drink is not beer but shochu!

  • その3

     

    水割りセットとお湯割りセット両方もらえますか?

     

     

    Could you bring the set of shochu with water, and with hot water?

  • その4

     

    あ~入れすぎた!ごめん!

     

     

    Wow! I'm sorry for pouring too much!

  • その5

     

    うわ、これロックじゃん!

     

     

    Oh NO! It's a shochu on the rock!

  • その6

     

    お湯割りの時は、焼酎を先に入れてはいけません。

     

     

    When you make shochu with hot water,

    DO NOT pour shochu in first.

  • その7

     

    みんな飲むんなら、ボトル入れようか?

     

     

    If you all drink shochu, how about ordering the bottle?

  • その8

     

    前に来た時に誰の名前でキープしたか、忘れました。

     

     

    Oh my god, I forget who did write the signature for our keeping bottle when we visit for last time.

  • その9

     

    ボトルキープ用のペンで遊ばないでください。

     

     

    Please don't play with the pen forkeeping our bottle of shochu.

  • その10

     

    あなたは芋派ですか?それとも麦派ですか?

     - 私は米派です。

     

     

    "Are you a potato person? or wheat person?"

    "I'm a rice person."

コラム

阿知女作法                         石川高

 

宮廷に伝えられてきた神楽歌の一曲に、「阿知女作法(あぢめさほう)」というものがあります。海の底深くいます神「阿度部磯良(あどめのいそら)」に呼びかける歌であり、安曇(阿曇)氏と深い関わりがあると、折口信夫は洞察しています。神功皇后は、三韓征伐のため軍勢を牽き連れて新羅へと渡る時に、神々を召し集め、その助けを得ようとしましたが、唯、一柱、姿を見せぬ神がありました。阿度部磯良は、海草などに覆われた自らの容貌を醜いと羞じて、なかなか現われません。この神を呼び出すために唱えられたのが、「阿知女作法」であると言うのです。

阿度部磯良を祖神とする海人が、安曇氏です。福岡には、細長く海へと伸びる「海の中道」があり、「志賀島」に繋がっています。「志賀海神社」は、この地で安曇氏の人々によって守られてきました。

海人と八幡信仰との繋がりは深く、新来の神であった八幡神の進出とともに、安曇氏の神楽も伝播されたのかもしれません。大分県には、全国の八幡総本宮である「宇佐八幡宮」があります。清和天皇の御代、貞観二年(860年)には、石清水八幡宮が造営され、宇佐八幡宮から御遷座がおこなわれました。こうした経路で、九州におこった神事が京都にまでもたらされたのでしょうか。

こんなお話をしていたところ、藤枝守様が耳に留めてくださり、この公演に組入れてくださいました。感謝しております。芸能の地層はあまりに深くて、私には何もわかりませんが、祈りをこめて歌いたいと思います。

 

参考文献:「折口信夫全集 第十二巻 上世日本の文學」 折口信夫著 中央公論社 1966年

志賀海神社の御神幸祭にて                  綾杉るな

 

志賀海(しかうみ)神社で二年に一度の御神幸(ごしんこう)祭が行われた。神々を神輿(みこし)に遷すために島の灯りが消されると原初の闇が蘇ってきた。神殿の奥の更なる闇からは神官の「おー」という警蹕(けいひつ)だけが響き渡る。

警蹕とは本来、人々に神へのはばかりを促すものだが、絶え間なく発せられる声は神の力の蘇りをもたらす音霊(おとだま)のようにも聞こえてきた。このとき、私の記憶に蘇ってくる音霊があった。それは藤枝守氏による現代神楽「甕の音なひ」で聞いた響きだ。「つむぎね」の声によって精霊たちが呼び出され、甕の中の微生物が活性化させられるのだが、これら見えない世界との交流の手段として藤枝氏は「あ」の音霊を発するという類(たぐい)まれな手法を選ばれた。

男声による音霊「お」に、女声による音霊「あ」が自分の中で重なったとき、神と人との密接な営みが今も生きていることを知った。藤枝氏はかつてこの宮によく参拝されたという。氏はここで神からの賜物(たまもの)、すなわち深いインスピレーションを得られたのではないか。そのために音霊の世界を現代神楽で表現せざるを得ぬ衝動となったのではないか、そんなことを闇の中で考えた。

さて、このあと神輿がお旅所に至ると、三つの舞が奉納された。「龍(たつ)の舞」は綿津見(わたつみの)神が龍となって舞う舞、「八乙女(やおとめ)の舞」は神功皇后がその龍神にささげた舞、そして「鞨鼓(かっこ)の舞」は磯良(いそら)の舞だ。磯良は胸に鞨鼓を下げ、白布の覆面をつけて三回まわった。これら一連の舞は三韓への渡海前、神功皇后の誠意を受けて安曇(あづみの)磯良が船団を導く約束したという1800年前の故事を伝えるものである。この故事は歴史からは葬られたが、筑紫舞(ちくしのまい)や傀儡(くぐつ)舞となって生き延びた。そして今、それらが各地で蘇りつつある。また、新しい神楽も創作され始めた。神と人の営みは新しい息吹を得ながらも、古来の「神楽という様式」を必要としているようだ。そして、それは志賀島の初元の神楽舞に回帰していくものと思われた。

心を結ぶ、心を贈る                     長澤宏美

 

結納をはじめ、日本では古くから贈答の文化が息付いています。その伝統の技は、〈真心を贈る〉という日本の文化。それは単に〈物を贈る〉のではなく、心を伝えることで、ご縁を大切にしたいと願う日本人ならではの心の文化といえます。昔は、結ぶことで贈り物に込めた思いを封じ込めたといいます。博多水引を通して、心を贈る文化の素晴らしさを、現代人のライフスタイルに合わせて進化させ、多くの人に伝えていきたいと思います。

 今回、藤枝守さんよりご縁をいただき、新たな芸術が生まれる場に参加できることを嬉しく思います。神様への贈り物としての「神楽」のなかで、古くから伝わる日本文化の心と、今わたしたちが大切にしている思いが結ばれることを願っております。

焼酎の発酵音響による現代神楽 甕の音なひ    Kame no Otonahi  A Japanese sacred composition featuring the acoustics of shochu fermentation

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